まめまめ日和

40代からの日々の生き方、暮らし クラウドソーシングを利用したしごとについて

よしもとばなな(吉本ばなな)を読む。

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実家に帰ると、昔からある本をつまみ読みするのが定番となっています。

 

古いマンガだったり、学生時代の資料だったり、小説だったりと色々なのですが、今回は、よしもとばなな(吉本ばなな)の本を読んできました。

 

吉本ばなな とは?

アラフォー世代の、特に女性だったら、1冊は手に取ったことがあるのではないでしょうか。たしか、センター試験の問題でも使われたはずです。

 

父は批評家で詩人の吉本隆明氏。

姉は漫画家のハルノ宵子氏。

 

幼いころから、作家になると考えていたそうで、大学を卒業してすぐに「キッチン」が海燕新人文学賞を受賞し、その後は、次々と作品を発表してきました。

 

「キッチン」も「TSUGUMI」も映画化されているんです。えぇ、見ましたとも。

 

吉本ばなな➡よしもとばなな➡吉本ばなな

と改名をされているので、現在は「吉本ばなな」のはず・・・。

 

共通するのは「死と再生」

吉本ばななの小説作品では、必ずといっていいほど「死」が扱われています。

 

多くは主人公の視点から描かれています。主人公の家族や主人公が出会う人々は、スピリチュアルな経験をしていたり、スピリチュアルな力を持っていることが多いのです。また、主人公の家族は亡くなっていることも多い。

 

なので、受け付けない人は、受け付けない作品が多いと思います。

 

一方でハマる人は、とことんハマる。

 

私も、2013年ごろまでの作品は全て読んでいて、「キッチン」のように、何度も何度も繰り返して読んでいる作品もあります。

 

 

今回読んだのは「みずうみ」

 

 

今回手にとったのは「みずうみ」

2005年の作品ですから、比較的新しいものです。

(あれ?感覚がおかしいですかね?)

 

おそらく、現実にあった、あるいは、容易に想像できそうな何かをモデルに書かれたものでしょう。少し知っている人は想像できる団体が登場します。もちろん証拠はありません。だからこそ、ありそうで、なさそうで、でも、ありそう、、という不思議な感覚を抱かせます。

 

主人公の家庭環境は、父と母という存在はあっても、いわゆる制度上の家族とは言えません。そういう複雑さも、吉本ばなな作品にはよく登場します。

 

不思議で、親子関係に複雑な育ちをもつ主人公と、事件性のある複雑な育ちを持つ「中島くん」の、正直面倒そうな恋愛の話。

 

最近、これでもか、と公開されていた胸キュン(古い・・・)映画とは、全く真逆を行く、一歩間違えば沼に引きずりこまれそうな恋が、最終的に光を感じさせるのだから、吉本ばなな作品の静かな恋愛ものが好きです。

 

やっぱりベストは「キッチン」

吉本ばなな作品での、そらまめ。ベストは、やっぱり「キッチン」が不動です。

 

何度も何度も読んでいます。アイキャッチにあるように文庫本はボロボロになってきました。

 

「キッチン」を発表したときには、まだ、吉本ばなな氏は23歳。

 

私が初めて読んでから20年以上経っていますが、それでも読むたびに、闇と光を毎回感じさせてくれる作品です。

 

作品中に、食べる場面がたくさん登場するのですが、食べる、という行為が、いかに人間にエネルギーを注ぐか、を読むたびに感じるのです。

 

まとめ

吉本ばなな作品は、さらりとした文体を好む人には読みやすい作家さんだと思います。ただ、内容がスピリチュアルに傾向していることから、好き嫌いがかなり分かれそうなこと、著者が年を重ね、それに伴ってやや対象年齢が上の作品が多くなったかな?という印象を受けています。

 

ここ数年は、仕事の忙しさを理由に、しばらくチェックしていなかったら、ポツリポツリと読んでいない作品があることに気がつきました。

 

最近はkindleでも手軽に買えるんだけど、やっぱり私は紙派だな、というアナログ人間です。

 

モノは増える・・・。